フォルスタッフ

小学校のクラス会二次会を抜け出し秋葉原に向かった。日の丸の小旗が配られ、抵抗者の姿は見えない。弁士を見下ろす、高層ビル前の陸橋も小旗を振る人々が陣取る。今日は駄目だ、負けたなと思っていた。広場の後方、駅改札側にいると、左手前方から、安倍辞めろ、らしきコールが突然聞こえた。エスカレーターを走り上っていくが、どこにいるのか分からない。階段を向こう側に降りるが、どうやら陸橋の下のようだ。道路を横切り渡って、また戻り渡り、声出しの一団の後部に着いた。自民青年部の青い幟旗を抱えたお爺さんが一人、乗り込んでくる。おばさんが爺さんを指さし頷き、大声で耳元に「爺帰れ」と怒鳴る。前方を青い幟の列で塞がれた。ダンマクは左に移動する。安倍辞めろ、帰れコールを出し続ける。ガムテープで結んだ二本のビニール傘で、ダンマクを支えあげながら声出しする人々。安倍が来たのかも分からないが、ブーイングが増して、また辞めろコールに移る。終わってから「安倍来たの?」と側の人に聞いた。「さっきまでいて帰った」との返事。指さされた「こんな人達」の一人として、電車で帰宅。相手に直接声が届くのは魅力だ。9日も声を出す予定の、爺。誰かが後ろへ連れていかれた騒ぎは、籠池さんと後で知る。奥さんは叫んでたのが見えた。